奇想、 天を動かす 感想

発行者: 17.02.2020

メッセージ性の強い社会派でありながら、トリックはまさに島田荘司っていう大掛かりなトリック 島田荘司にかかれば列車ミステリーもここまで本格色が強くなるのかと感心してしまう. 社会派と本格が融合したせいなのか、これはかなり異色の作品という印象を受けました。 犯人は序盤から確定しておりフーダニットの楽しみこそないものの、真の動機に到るまでのプロセスが奥深かったです。 また、過去に起きた事件に関連して語られる幻想的な謎の提示はさすが島田氏と唸らされます。 惜しむらくはシリアス過ぎる内容とあの大トリックにミスマッチを感じてしまったことかな。 てことは社会派と本格の融合に対する違和感の正体はここにあるのかな?と思ってしまう。.

ネタバレなしです  年発表の吉敷竹史シリーズ第10作です。社会派推理小説要素の強いこのシリーズは王道的な本格派推理小説の御手洗潔シリーズがあまり売れなかった時代の打開策的に書かれたと理解しています。しかし新本格派の全盛時代になっても作者は本格派ばかり書かれることは決して好ましいことではないと思っていたうようで 心境複雑ですね 、このシリーズは打ち切られずに精力的に書き続けられました。本書はいきなり犯人が現行犯で逮捕され、その後は犯人や被害者の過去を調べていく地味な展開で、ここは狭義の 犯人当て 本格派好きの私には少々辛かったですが後半になると様相が一変、首なし死体が歩いたり 結構恐いよ~ 、走行中の列車の車両が突然空中に浮かんだり、天を衝くような巨人が目撃されたりと、派手な謎のオンパレードが謎解き好き読者にはたまりません。社会派と本格派のジャンルミックス型として高く評価されているのも納得です。.

作者が力を入れていることは良く分かりますが、このトリックはちょっと無理があるでしょう。吉敷は正義感あふれているのは良いのだが、こんな勝手が通るの?上司の反対を押し切って北海道まで行ってしまうし この間の仕事は無いのかね)タクシーは乗り放題だし。いっそ金持ちの道楽息子が警察へ入っている設定にしたほうが無理がなさそう。そういった矛盾だらけではあるが作者のやさしさや力いっぱいの迫力は伝わってくるので私としてはこのぐらいの評価としました。. 再読です。 吉敷竹史シリーズの最高傑作が『北の夕鶴2/3の殺人』だとすれば、本作はさしずめ集大成と言ったところか。 とにかく、不可思議、不可能犯罪を無理はあるにしても合理的に処理する豪腕は、さすがに島荘である。 例えば死体の周りにぐるりと火の付いたろうそくが並んでいる理由などは、常人にはちょっと考え付かないものではないだろうか。 ただ、犯人の存在感がやや薄く感じられたのは少々残念な気もする、もっとこの一見頭の弱そうに見える老人をクローズアップしても良かったと思うが、いかがなものか。 まあしかし、あれこれ文句をつけても、本作は島田氏の代表作の一つであるのは間違いないだろう。.

犯罪にハマっていく主婦たちの姿を描いて《1998年/このミステリーがすごい!》の一位になった話題作。どこにでもありそうな日常生活をおくっていた彼女たちが、あることがキッカケで信じられない方向にどんどん押し流されていってしまう。果たしてその行き着く先は? 冷静に考えるとひどく現実離れした展開のような気もしますが(いや、今の世の中なら本当にあるかも?)読んでいる時はそんなことを微塵も感じさせません。凄い文章力です。 物語としての推進力もあり間違いなく面白いミステリーなんですが、ちょっとO-Sam向きではなかったような。終始ドロドロした感覚があり、読後にこの作者の他の作品を読んでみたいという気にはなりませんでした。.

衆人環視の中で老人が犯した一見ごく普通の殺人事件。このミステリーは犯人探しではなく動機探しをする作品です。その謎に老人が過去に書いたという寓話が絡んできます。寓話の中にはとても信じられないような一連の出来事が描かれているのですが、関係者の話からは実際に起きたこととしか思えません。 この作品の第二の興味はこの不可思議な出来事の真相を解明することにあります。真相が解明された後に明らかになる殺人の動機は悲痛としかいいようがないもので、謎解きを越えた深い印象を読者に残します。.

大学の研究室で起きた密室殺人事件。大学関係者が続々登場の第2作。 2作目はごく普通の本格ミステリです。別に悪い作品ではないのですが、あまりに衝撃的な1作目を読んだ後からだと普通過ぎてちょっと拍子抜け・・の感がありました。しかし、S&Mシリーズでは主人公二人や周囲の人々の成り行きも興味の一つですので読んで損はないかと(笑)。. 旧家に伝わる2つの家宝。それは鍵のかかった箱と鍵が封印された壷。開くのは不可能と思われる箱だが、かって1度だけ開かれたことがあるという。そして起きる不思議な密室殺人事件。 5作目。これは面白いです。S&Mシリーズは皆タイトルが凝っているのですが、その中でもこの作品のタイトルは冴えています。初めて見たときは「なんてめちゃくちゃな題名なんだ!?」と思いましたが読み終わって本当に感心しました。日本語以外でも意味を持たせているところが凄い。(表紙に書いているんだからネタばれじゃないよね?) 不思議な出来事を演出する鮮やかで意外なトリック、ミステリーとしてのバランスの良さ、S&Mシリーズ中盤の白眉といえる一冊です。.

マンガ界を舞台にしたミステリー。マンガ雑誌の女性編集者が主人公です。 かって大ヒットした少女マンガの原作者が殺された。主人公はこの原作者とコンビを組んでいた大物マンガ家から現在行方不明になっている原作者の娘を探すように依頼されますが、調べていくうちに主人公の探索は彼らの悲しい過去へと伸びて行くことになります。 読み終わった後に静かな感動と暖かな心が残る良質のミステリーです。しかし表紙カバーのデザインが最悪。この作品の良さを伝えているとはとても思えません。. 有栖川有栖の最高傑作との声が高い作品です。 アーチストたちが世間と断絶して閉鎖的な暮らしをしている山奥の芸術村。台風が接近する中、閉塞状態になったこの土地で連続殺人事件が発生します。その謎を台風による事故で2グループに分かれてしまった推理小説同好会の大学生たちが推理します。『月光ゲーム』や『孤島パズル』に連なる作品です。 有栖川有栖ならではのきれいな話の運びと青春小説的な雰囲気はここでも健在で読後感が爽やかな好感の持てる作品となっています。. 消費税なんてつまらない動機でなぜ殺人をと思わせる入りがよくてどんどん飲み込まれていった。 社会派としても引き込まれたし、トリックの持って行き方も上手かった。 吉敷の熱さも嫌味がなくていい。 最後に気になったのは、老人がなぜそこまでしてこの犯罪を考えたってところだったが、「奇術が好きだった」の一言でなぜか納得してしまった。 そして相変わらずの金田一コメントで笑ってしまった。(ただこっちは事前に許可は貰ってるそうですね。).
  • 大学の研究室で起きた密室殺人事件。大学関係者が続々登場の第2作。 2作目はごく普通の本格ミステリです。別に悪い作品ではないのですが、あまりに衝撃的な1作目を読んだ後からだと普通過ぎてちょっと拍子抜け・・の感がありました。しかし、S&Mシリーズでは主人公二人や周囲の人々の成り行きも興味の一つですので読んで損はないかと(笑)。.
  • 犯罪にハマっていく主婦たちの姿を描いて《1998年/このミステリーがすごい!》の一位になった話題作。どこにでもありそうな日常生活をおくっていた彼女たちが、あることがキッカケで信じられない方向にどんどん押し流されていってしまう。果たしてその行き着く先は? 冷静に考えるとひどく現実離れした展開のような気もしますが(いや、今の世の中なら本当にあるかも?)読んでいる時はそんなことを微塵も感じさせません。凄い文章力です。 物語としての推進力もあり間違いなく面白いミステリーなんですが、ちょっとO-Sam向きではなかったような。終始ドロドロした感覚があり、読後にこの作者の他の作品を読んでみたいという気にはなりませんでした。.

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女子学生・萌絵の親友が帰省先の実家で遭遇する拉致事件と殺人事件。いったい、何が起きたのか? 7作目。作者の文章のうまさを再確認させられる一冊。終盤近く萌絵と友人がチェスをしながら取り交わす会話の展開は緊迫感に満ちたものでこの作品の最大の見どころでしょう。そのせいかエピローグ的な最終章を余分に感じてしまいます。. 読了直後「こりゃあ満点作だ!」と大いに感服したものであります。 私にとって島田荘司おじさんが特別の存在であるのはこの作品に出遭っていればこそ、かも。 冒頭より何やら社会の大きな問題を取り上げているようなオーラが漂うのですが、いったい「社会の何」が問題になっているのか相当読み進まないと見えて来ない、ってのがミソかも。この巧妙な作りが実に刺激的に知的興味を誘い、やがて明かされる「社会的問題」への関心もひとしお深まるというものです。 読了後、自然と「こりゃ社会派と新本格の奇蹟の完璧な融合だ!」との思いが湧きました。いや融合が完璧かどうかは分かりませんけど、完璧に面白いミステリ小説には間違いないと私には思えます。 何しろあの、規模の大小取り混ぜたバカトリックの数々(?)がごく自然な美しいものとして受け入れられたんですもの、大したマジックを掛けられたものです。 「手品が好き」の一言で全てをアリにする(全てを引っくり返すのではなく!)という大叙述トリック(?)にもやられました。    それにしても、主人公の気の遠くなるような悲惨な過去、哀れな境遇は本当に強く記憶に留まりますね。.

S&Mシリーズに代わる森ミステリーの新シリーズ第一作。理由は不明だがVシリーズと呼ぶらしい。S&Mシリーズとはうってかわってコメディタッチの作品です。登場人物の造型がかなり飛んでいて、全員マンガの世界から取ってきたんじゃないかと思えるところがあります。会話は完全にギャグ系のノリだし、登場人物のネーミングなど覚えるのに一苦労する珍名揃い。 あなた は振り仮名なしで「小鳥遊練無」を読めますか? もちろん殺人事件は登場しますがシリアスなミステリーとして読むよりも登場人物たちの日常生活や会話を楽しんだ方が幸せになれそうな気がします。どちらにしても森博嗣のファンなら読むしかないでしょう。.

社会派と本格が融合したせいなのか、これはかなり異色の作品という印象を受けました。 犯人は序盤から確定しておりフーダニットの楽しみこそないものの、真の動機に到るまでのプロセスが奥深かったです。 また、過去に起きた事件に関連して語られる幻想的な謎の提示はさすが島田氏と唸らされます。 惜しむらくはシリアス過ぎる内容とあの大トリックにミスマッチを感じてしまったことかな。 てことは社会派と本格の融合に対する違和感の正体はここにあるのかな?と思ってしまう。. 犯罪にハマっていく主婦たちの姿を描いて《1998年/このミステリーがすごい!》の一位になった話題作。どこにでもありそうな日常生活をおくっていた彼女たちが、あることがキッカケで信じられない方向にどんどん押し流されていってしまう。果たしてその行き着く先は? 冷静に考えるとひどく現実離れした展開のような気もしますが(いや、今の世の中なら本当にあるかも?)読んでいる時はそんなことを微塵も感じさせません。凄い文章力です。 物語としての推進力もあり間違いなく面白いミステリーなんですが、ちょっとO-Sam向きではなかったような。終始ドロドロした感覚があり、読後にこの作者の他の作品を読んでみたいという気にはなりませんでした。.

ウルトラマンや巨大怪獣が登場する空想科学の世界。だが、果たして実際に存在し得る世界なのだろうか? ユニークな疑問を元にしたユニークな科学解説 マンガ 。1999年に読んだ中で最もおかしかった本です。書店で立ち読みしていて笑い出しそうになり、あわててレジに走りました(周りから危ない人と思われるからね)。科学に興味があり、かつウルトラマンや巨大怪獣にも興味のある人には 絶対のお勧め です。 いゃ~、完全にO-Samのツボに入りました。笑い過ぎてお腹が痛くなるという体験は久しぶりです。マンガの中にときおり出てくるギャグがメチャクチャおかしい(^^)。.

TOP BOOKS-1 『 すべてがFになる 』 by 森 博嗣(講談社) RETURN   TOP   HOME   1999年10月 記 孤島に建てられたハイテク研究所。研究所の主は幼くして両親殺害の罪に問われた天才女性プログラマ。発生する驚異の連続殺人事件。残された謎のメッセージ「すべてがFになる」・・。S&Mシリーズ、衝撃の第一作。 コンピュータを前面に出した斬新なトリック、スマートかつタイトで質の高い文章。新鮮味あふれる登場人物の造型や登場人物たちが交わすスタイリッシュな会話の数々などミステリーの新時代を感じました。ジャンルを問わず私が1999年に読んだ本の中で最高に面白かった一冊です。でも『すべてがFになる』は1997年に発行されていたんですね。こんな凄いミステリーをいままで知らないでいたのが大変残念です。 この本は工学部助教授の 犀川 (さいかわ)創平と女子学生の西之園 萌絵 (もえ)の二人を主人公としたシリーズ全10冊の最初の巻(実際は第4巻として書かれた)に当たるのですが、面白さ、斬新さなどシリーズ中で最高のものだと思います。以後、私はこの作者にハマリ「犀川&萌絵(通称、S&M)」シリーズをすべて読破しました。各巻出来映えにバラツキはあるもののどれもそれなりに面白いです。この作者の特徴は密室トリックの比率が高いことです。以降から短編を除くシリーズ全巻を紹介します。.

有栖川有栖の最高傑作との声が高い作品です。 アーチストたちが世間と断絶して閉鎖的な暮らしをしている山奥の芸術村。台風が接近する中、閉塞状態になったこの土地で連続殺人事件が発生します。その謎を台風による事故で2グループに分かれてしまった推理小説同好会の大学生たちが推理します。『月光ゲーム』や『孤島パズル』に連なる作品です。 有栖川有栖ならではのきれいな話の運びと青春小説的な雰囲気はここでも健在で読後感が爽やかな好感の持てる作品となっています。. 不思議怪奇現象とそのタネ明かしに 胡散臭くつまらない話が肉付けしてある。島田荘司の小説って、小説自体としては、すべからくイマイチだなあ。 乱歩の「踊る一寸法師」オマージュと社会派ミステリ両方を包括してみせる自己顕示欲もあざといのお。.

夜更けの無駄話。おもにミステリー中心に小説、漫画、ドラマ、映画などの紹介・感想をお届けします

ありえないだろって謎ばっかでホントに解決できるのかと思いましたがそこそこ納得のいく解答が提示されたので満足です。 物語の引き込み方も好き。 ちょっと強引な社会派風なところが微妙だった気がします。. ネタバレなしです  年発表の吉敷竹史シリーズ第10作です。社会派推理小説要素の強いこのシリーズは王道的な本格派推理小説の御手洗潔シリーズがあまり売れなかった時代の打開策的に書かれたと理解しています。しかし新本格派の全盛時代になっても作者は本格派ばかり書かれることは決して好ましいことではないと思っていたうようで 心境複雑ですね 、このシリーズは打ち切られずに精力的に書き続けられました。本書はいきなり犯人が現行犯で逮捕され、その後は犯人や被害者の過去を調べていく地味な展開で、ここは狭義の 犯人当て 本格派好きの私には少々辛かったですが後半になると様相が一変、首なし死体が歩いたり 結構恐いよ~ 、走行中の列車の車両が突然空中に浮かんだり、天を衝くような巨人が目撃されたりと、派手な謎のオンパレードが謎解き好き読者にはたまりません。社会派と本格派のジャンルミックス型として高く評価されているのも納得です。.

S&Mシリーズに代わる森ミステリーの新シリーズ第一作。理由は不明だがVシリーズと呼ぶらしい。S&Mシリーズとはうってかわってコメディタッチの作品です。登場人物の造型がかなり飛んでいて、全員マンガの世界から取ってきたんじゃないかと思えるところがあります。会話は完全にギャグ系のノリだし、登場人物のネーミングなど覚えるのに一苦労する珍名揃い。 あなた は振り仮名なしで「小鳥遊練無」を読めますか? もちろん殺人事件は登場しますがシリアスなミステリーとして読むよりも登場人物たちの日常生活や会話を楽しんだ方が幸せになれそうな気がします。どちらにしても森博嗣のファンなら読むしかないでしょう。.

~SCP-2399 スーパーNXTタイム突入!(しばらくNXTとミステリ感想のみで運営します)

作者が力を入れていることは良く分かりますが、このトリックはちょっと無理があるでしょう。吉敷は正義感あふれているのは良いのだが、こんな勝手が通るの?上司の反対を押し切って北海道まで行ってしまうし この間の仕事は無いのかね)タクシーは乗り放題だし。いっそ金持ちの道楽息子が警察へ入っている設定にしたほうが無理がなさそう。そういった矛盾だらけではあるが作者のやさしさや力いっぱいの迫力は伝わってくるので私としてはこのぐらいの評価としました。. 引き込みの謎が大変よく、一気に読ませられました。 ただ社会派部分に関しては、どうも堅苦しく無駄な部分が多いとしか思えませんでした。少なくとも推理部分と上手く「融合」しているという印象はありませんでした。.

有栖川有栖の最高傑作との声が高い作品です。 アーチストたちが世間と断絶して閉鎖的な暮らしをしている山奥の芸術村。台風が接近する中、閉塞状態になったこの土地で連続殺人事件が発生します。その謎を台風による事故で2グループに分かれてしまった推理小説同好会の大学生たちが推理します。『月光ゲーム』や『孤島パズル』に連なる作品です。 有栖川有栖ならではのきれいな話の運びと青春小説的な雰囲気はここでも健在で読後感が爽やかな好感の持てる作品となっています。.

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コメントとフィードバック:
Take 18.02.2020 19:02
メッセージ性の強い社会派でありながら、トリックはまさに島田荘司っていう大掛かりなトリック 島田荘司にかかれば列車ミステリーもここまで本格色が強くなるのかと感心してしまう.
Kaori 22.02.2020 16:31
ネタバレなしです  年発表の吉敷竹史シリーズ第10作です。社会派推理小説要素の強いこのシリーズは王道的な本格派推理小説の御手洗潔シリーズがあまり売れなかった時代の打開策的に書かれたと理解しています。しかし新本格派の全盛時代になっても作者は本格派ばかり書かれることは決して好ましいことではないと思っていたうようで 心境複雑ですね 、このシリーズは打ち切られずに精力的に書き続けられました。本書はいきなり犯人が現行犯で逮捕され、その後は犯人や被害者の過去を調べていく地味な展開で、ここは狭義の 犯人当て 本格派好きの私には少々辛かったですが後半になると様相が一変、首なし死体が歩いたり 結構恐いよ~ 、走行中の列車の車両が突然空中に浮かんだり、天を衝くような巨人が目撃されたりと、派手な謎のオンパレードが謎解き好き読者にはたまりません。社会派と本格派のジャンルミックス型として高く評価されているのも納得です。. S&Mシリーズに代わる森ミステリーの新シリーズ第一作。理由は不明だがVシリーズと呼ぶらしい。S&Mシリーズとはうってかわってコメディタッチの作品です。登場人物の造型がかなり飛んでいて、全員マンガの世界から取ってきたんじゃないかと思えるところがあります。会話は完全にギャグ系のノリだし、登場人物のネーミングなど覚えるのに一苦労する珍名揃い。 あなた は振り仮名なしで「小鳥遊練無」を読めますか? もちろん殺人事件は登場しますがシリアスなミステリーとして読むよりも登場人物たちの日常生活や会話を楽しんだ方が幸せになれそうな気がします。どちらにしても森博嗣のファンなら読むしかないでしょう。.
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