よ もつ し こめ

発行者: 04.09.2020

こちらの記事もどうぞ イザナギ、黄泉比良坂で桃の実を使う~葦原中国で青人草を救うオオカムヅミ 幣帛 みてぐら 、白丹寸手・青丹寸手、上枝・中枝・下枝 天津麻羅、イシコリドメ、玉祖命~天の岩戸開き オモイカネ 思金神 、八百万の神、天の安河 スサノオ、根の堅州国に赴く前に高天原に昇りアマテラスに会う 奥疎神、奥津那芸佐毘古神、奥津甲斐弁羅神、辺疎神、辺津那芸佐毘古神、辺津甲斐弁羅神. 千五百 は、 ちいほ 、と訓みます。具体的な「千五百という数」と取ることもできますが、ここでは「多数の、大勢の」という意味に取ります。このような例は他にもたくさんあり、八、五十、八十、百八十、五百、八百、千、千五百、八千、万、八百万などが挙げられます。.

笋 は、 たかむな 、と訓みます。 タケノコ のことです。倭名抄に「笋 爾雅注云 筍亦作笋 和名太加無奈(たかむな)」 とあります。竹芽菜(たかめな)、竹身菜(たかむな)、竹蜷(たかみな、蜷は巻貝の一種)などを語源とする説があります。上の蒲子と合わせると、ここでは山ぶどうのつるから作られた黒御鬘が ふたたび山ぶどうに戻り 、竹で作られた爪櫛が ふたたびタケノコに戻った ということになります。.

二人の神様は、おのころ島の上にりっぱな御殿(ごてん)を建てて、そこで結婚(けっこん)の儀式(ぎしき)をしました。こうして、最初に生まれたのが淡路島(あわじしま)で、その後、四国や、九州や、本州や、そのほかのたくさんの島々が生まれました。 島ができあがると、妻のイザナミは、それぞれの島を治める神様を生みました。それに続いて、石や土の神様、家の神様、風の神様、川や海の神様、山の神様と、たくさんの神様が生まれてきましたが、火の神様を生んだとき、イザナミは大やけどをしてしまいました。.

後手布伎都都 は、 しりへでにふきつつ 、と訓読します。「ふき」は「振り」の古語です。 剣を後ろ手に振りつつ 、という意味です。通常、剣は身体の前で振るものですが、ここでは逃げながらなので、やむを得ず後ろ手に振るという動作になっていると解するのが自然ですが、一方で、このように後ろ手に行われる動作には 呪術的な意味がある とされることから、その文脈でとらえることもできます。. 十拳剣 は、 とつかつるぎ 、と訓みます。イザナギの佩いている剣です。この剣でカグツチの首を斬りました。 既出 です。. 山ぶどうはつる性の植物で、 黒に近い暗紫色の実 をたくさんつけます。上述の黒御鬘の色について、宣長は「此の鬘のさま、蒲萄鬘(えびかづら)に似て、玉を垂れたるが、彼の実のなれる形にや似たりけむ、色の黒かりけむも、彼の実によしあるにや」(この鬘の姿が、山ぶどうに似て、 飾りの玉の垂れているのが、その実のなっている姿に似ている のだろう、色が黒いことも、その実の色に由来するのではないか)と述べています。. コメントをどうぞ 返信をキャンセルする。.

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All Rights Reserved. 笋 は、 たかむな 、と訓みます。 タケノコ のことです。倭名抄に「笋 爾雅注云 筍亦作笋 和名太加無奈(たかむな)」 とあります。竹芽菜(たかめな)、竹身菜(たかむな)、竹蜷(たかみな、蜷は巻貝の一種)などを語源とする説があります。上の蒲子と合わせると、ここでは山ぶどうのつるから作られた黒御鬘が ふたたび山ぶどうに戻り 、竹で作られた爪櫛が ふたたびタケノコに戻った ということになります。.
  • PREV:「 黄泉の国のイザナミ、蛆たかる身体に成る八雷神 」. 蒲子 は、 えびかづらのみ 、と訓みます。「えびかづら」とは 山ぶどう のことです。紀一書の該当する伝承には「蒲陶」(えびかづら)とあります。本草和名に「紫葛 和名衣比加都良(えびかつら)」 、倭名抄に「本草云 紫葛 和名衣比加豆良(えびかづら) 蒲萄 衣比加豆良之莢(えびかづらのみ)」 とあります。.
  • 於是伊邪那岐命、見畏而逃還之時、其妹伊邪那美命言、令見辱吾、即遣豫母都志許賣、 【此六字以音。】 令追。爾伊邪那岐命、取黑御鬘投棄、乃生蒲子。是食之間逃行、猶追、亦刺其右御 美豆良 之湯津津間櫛引闕而投棄、乃生笋。是抜食之間逃行。且後者、於其八雷神、副千五百之黄泉軍令追。爾抜所御佩之十拳劔而、於後手 布伎都都 【此四字以音。】 逃來、猶追、到黄泉比良 【此二字以音。】 坂之坂本時、取在其坂本桃子三箇待者、悉逃返也。爾伊邪那岐命、告桃子、汝如助吾、於葦原中國所有、 宇都志伎 【此四字以音。】 靑人草之、落苦瀨而患惚時、可助告、賜名號意富加牟豆美命。 【自意至美以音。】. 是に 伊邪那岐命 いざなぎのみこと 、見 畏 かしこ みて逃げ還ります時に、其の 妹 いも 伊邪那美命 いざなみのみこと 、「 吾 あれ に 辱 はぢ 見せたまひつ」と 言 まを したまひて、 即 やが て予母都志許売 よもつしこめ を遣はして追はしめき。 爾 かれ 、伊邪那岐命、 黒御鬘 くろみかづら を取りて投げ 棄 う てたまひしかば、 乃 すなは ち 蒲子 えびかづらのみ 生りき。是を ひり ひ 食 は む間に逃げ 行 い でますを、 猶 な ほ追いしかば、 亦 また 其の右の御 みづら に刺させる 湯津津間櫛 ゆつつまぐし を引き 闕 か きて投げ棄てたまへば、乃ち 笋 たかむな 生りき。是を抜きて食む間に逃げ行でましき。 且 また 後には、其の 八雷神 やくさのいかづちがみ に 千五百 ちいほ の 黄泉軍 よもついくさ を副へて追はしめき。爾、 御佩 みはか せる 十拳剣 とつかつるぎ を抜きて、 後手 しりへで に ふきつつ 逃げ来ませるを、 猶 なほ 追ひて、 黄泉比良坂 よもつひらさか の坂本に到る時に、其の坂本なる 桃子 もものみ を 三箇 みつ 取りて待ち撃ちたまひしかば、 悉 ことごと に逃げ返りき。 爾 ここ に伊邪那岐命、 桃子 もも に 告 の りたまはく、「 汝 いまし 、 吾 あ を助けしが 如 ごと 、 葦原中国 あしはらのなかつくに に有らゆる うつしき 青人草 あをひとくさ の、 苦 う き瀬に落ちて 患惚 くる しまむ時に、助けてよ」と告りたまひて、 意富加牟豆美命 おほかむづみのみこと と 號 い ふ名を賜ひき。.

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コメントをどうぞ 返信をキャンセルする。. PREV:「 黄泉の国のイザナミ、蛆たかる身体に成る八雷神 」. Copyright C Hyogo Prefectural Museum of History. 千五百 は、 ちいほ 、と訓みます。具体的な「千五百という数」と取ることもできますが、ここでは「多数の、大勢の」という意味に取ります。このような例は他にもたくさんあり、八、五十、八十、百八十、五百、八百、千、千五百、八千、万、八百万などが挙げられます。.

大やけどに苦しみながら、イザナミはなおも、粘土(ねんど)の神様や、水の神様、鉱山(こうざん)の神様などを生みました。無理を重ねたイザナミの体は、みるみるうちに弱ってゆきます。イザナギはけんめいに看病(かんびょう)をしましたが、そのかいもなく、イザナミはとうとう亡くなってしまいました。 「愛(あい)するおまえの命を、一人の子の命とひきかえにしてしまった」 イザナギは、イザナミのなきがらにとりすがって、ぽろぽろとなみだを流して泣きました。そしてイザナミを、出雲(いずも)の国と伯耆(ほうき)の国の境にある比婆山(ひばやま)にほうむりました。イザナギは、妻に大やけどをおわせた火の神のことを、どうしても許すことができず、とうとう、剣で切り殺してしまいました。.

  • はるかな昔のことです。天上に、神様たちが住んでいる、高天原(たかまがはら)というところがありました。あるとき、神様たちが高天原から見下ろしてみますと、下界はまだ生まれたばかりで、ぜんぜん固まっていません。海の上を、何かどろどろ、ふわふわとした、くらげのようなものがただよっているというありさまでした。  「このままではいけない」 そう話し合った高天原のえらい神様たちは、イザナギノミコト、イザナミノミコトという二人の神様に、天沼矛(あめのぬぼこ)という大きな槍(やり)をあたえ、下界をしっかりと固めて、国造りをするようにと命じました。そこで二人は、高天原から地上へとつながる天浮橋(あめのうきはし)の上に立って、槍の先で、どろどろとした下界をかきまぜました。. 黄泉軍 は、 よもついくさ 、と訓みます。黄泉の国の軍勢のことです。古くは 「いくさ」とは兵士や軍隊 のことを言い、「凡(すべ)て、戦ひをイクサと云ることは、古(いにしへ)の書には見えず、いと後のことなり」(記伝)。.
  • 笋 は、 たかむな 、と訓みます。 タケノコ のことです。倭名抄に「笋 爾雅注云 筍亦作笋 和名太加無奈(たかむな)」 とあります。竹芽菜(たかめな)、竹身菜(たかむな)、竹蜷(たかみな、蜷は巻貝の一種)などを語源とする説があります。上の蒲子と合わせると、ここでは山ぶどうのつるから作られた黒御鬘が ふたたび山ぶどうに戻り 、竹で作られた爪櫛が ふたたびタケノコに戻った ということになります。. メールアドレス(公開されません) 必須.

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ひょうご伝説紀行 - 神と仏 ‐

黄泉軍 は、 よもついくさ 、と訓みます。黄泉の国の軍勢のことです。古くは 「いくさ」とは兵士や軍隊 のことを言い、「凡(すべ)て、戦ひをイクサと云ることは、古(いにしへ)の書には見えず、いと後のことなり」(記伝)。. 名前 必須. 二人の神様は、おのころ島の上にりっぱな御殿(ごてん)を建てて、そこで結婚(けっこん)の儀式(ぎしき)をしました。こうして、最初に生まれたのが淡路島(あわじしま)で、その後、四国や、九州や、本州や、そのほかのたくさんの島々が生まれました。 島ができあがると、妻のイザナミは、それぞれの島を治める神様を生みました。それに続いて、石や土の神様、家の神様、風の神様、川や海の神様、山の神様と、たくさんの神様が生まれてきましたが、火の神様を生んだとき、イザナミは大やけどをしてしまいました。.

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神名データベース凡例

大やけどに苦しみながら、イザナミはなおも、粘土(ねんど)の神様や、水の神様、鉱山(こうざん)の神様などを生みました。無理を重ねたイザナミの体は、みるみるうちに弱ってゆきます。イザナギはけんめいに看病(かんびょう)をしましたが、そのかいもなく、イザナミはとうとう亡くなってしまいました。 「愛(あい)するおまえの命を、一人の子の命とひきかえにしてしまった」 イザナギは、イザナミのなきがらにとりすがって、ぽろぽろとなみだを流して泣きました。そしてイザナミを、出雲(いずも)の国と伯耆(ほうき)の国の境にある比婆山(ひばやま)にほうむりました。イザナギは、妻に大やけどをおわせた火の神のことを、どうしても許すことができず、とうとう、剣で切り殺してしまいました。.

こちらの記事もどうぞ イザナギ、黄泉比良坂で桃の実を使う~葦原中国で青人草を救うオオカムヅミ 幣帛 みてぐら 、白丹寸手・青丹寸手、上枝・中枝・下枝 天津麻羅、イシコリドメ、玉祖命~天の岩戸開き オモイカネ 思金神 、八百万の神、天の安河 スサノオ、根の堅州国に赴く前に高天原に昇りアマテラスに会う 奥疎神、奥津那芸佐毘古神、奥津甲斐弁羅神、辺疎神、辺津那芸佐毘古神、辺津甲斐弁羅神. 十拳剣 は、 とつかつるぎ 、と訓みます。イザナギの佩いている剣です。この剣でカグツチの首を斬りました。 既出 です。. メールアドレス(公開されません) 必須. コメントをどうぞ 返信をキャンセルする。.

  • 蒲子 は、 えびかづらのみ 、と訓みます。「えびかづら」とは 山ぶどう のことです。紀一書の該当する伝承には「蒲陶」(えびかづら)とあります。本草和名に「紫葛 和名衣比加都良(えびかつら)」 、倭名抄に「本草云 紫葛 和名衣比加豆良(えびかづら) 蒲萄 衣比加豆良之莢(えびかづらのみ)」 とあります。.
  • この鉤(つりばり)を、其の兄に給はむ時に、言りたまはむ状は、「此の鉤は、於煩鉤、須須鉤、貧鉤、宇流鉤(おぼち、すすぢ、まぢち、うるぢ)」と云ひて、 後手(うしろで)に 賜へ、云々.
  • 予母都志許売 は、 よもつしこめ 、と読みます。「黄泉つ醜女」です。紀一書の該当する伝承に「泉津醜女」が出てきて、訓注に「醜女、此ば志許賣(しこめ)と云ふ」とあります。倭名抄の鬼人部鬼魅類に「醜女 和名志古女 或説云 黄泉之鬼 也」とあります。「女」とありますから、 「鬼女」 という言葉が当てはまりそうです。 「しこ」は「形のおそろしく、見惡(みにく)きを云」 (記伝)。すぐ後に、黄泉の国から逃げ帰ったイザナギが、「伊那志許米 志許米岐穢國云々」と言うくだりが出てきますが、この「志許」(しこ)も同じ意味です。.
  • 古事記・現代語訳と注釈〜日本神話、神社、古代史、古語 TOP 注釈 イザナギの逃走、追うヨモツシコメとヨモツイクサ イザナギが黄泉の国の御殿の中で見たものは、蛆虫がたかってうごめいている、イザナミの変わり果てた姿でした。 それを見て恐れをなしたイザナギは、すぐさま逃げ帰ろうとします。その姿を見られて恥をかかされたイザナミは、ヨモツシコメ 黄泉醜女 や八雷神、ヨモツイクサたちにイザナギを追わせます。.

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この鉤(つりばり)を、其の兄に給はむ時に、言りたまはむ状は、「此の鉤は、於煩鉤、須須鉤、貧鉤、宇流鉤(おぼち、すすぢ、まぢち、うるぢ)」と云ひて、 後手(うしろで)に 賜へ、云々. 見畏而 は、 見かしこみて 、と訓読します。「見て恐れをなす」という意味です。垂仁記、景行記にも同じ用例があります。.

後手布伎都都 は、 しりへでにふきつつ 、と訓読します。「ふき」は「振り」の古語です。 剣を後ろ手に振りつつ 、という意味です。通常、剣は身体の前で振るものですが、ここでは逃げながらなので、やむを得ず後ろ手に振るという動作になっていると解するのが自然ですが、一方で、このように後ろ手に行われる動作には 呪術的な意味がある とされることから、その文脈でとらえることもできます。. 十拳剣 は、 とつかつるぎ 、と訓みます。イザナギの佩いている剣です。この剣でカグツチの首を斬りました。 既出 です。.

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コメントとフィードバック:
Keiko 06.09.2020 10:14
後手布伎都都 は、 しりへでにふきつつ 、と訓読します。「ふき」は「振り」の古語です。 剣を後ろ手に振りつつ 、という意味です。通常、剣は身体の前で振るものですが、ここでは逃げながらなので、やむを得ず後ろ手に振るという動作になっていると解するのが自然ですが、一方で、このように後ろ手に行われる動作には 呪術的な意味がある とされることから、その文脈でとらえることもできます。.
Kumi 13.09.2020 21:52
予母都志許売 は、 よもつしこめ 、と読みます。「黄泉つ醜女」です。紀一書の該当する伝承に「泉津醜女」が出てきて、訓注に「醜女、此ば志許賣(しこめ)と云ふ」とあります。倭名抄の鬼人部鬼魅類に「醜女 和名志古女 或説云 黄泉之鬼 也」とあります。「女」とありますから、 「鬼女」 という言葉が当てはまりそうです。 「しこ」は「形のおそろしく、見惡(みにく)きを云」 (記伝)。すぐ後に、黄泉の国から逃げ帰ったイザナギが、「伊那志許米 志許米岐穢國云々」と言うくだりが出てきますが、この「志許」(しこ)も同じ意味です。. PREV:「 黄泉の国のイザナミ、蛆たかる身体に成る八雷神 」.
Kiyo 12.09.2020 23:47
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